78km

シン・ゴジラ見ました

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お母さんと1億年ぶりに映画を見に行きました。激しくネタバレになるので気をつけてください。

庵野

正直どこから話していいか分からないので掻い摘んでいくと、まず庵野さんのセンスがやばい。やっぱりエヴァみが強かったけど、それはそれでって感じ。エヴァ嫌いな人なら兎も角、好きな人にはたまらんと思います。台詞の多さや言葉の羅列、明朝体のテロップあたりはもう流石という感じ。総評はすごく良かった、エヴァゴジラの夢のコラボレーションって感じです。

俳優

主役立ち位置の長谷川博巳さんすごい良かった…。石原さとみさんが英語ベラベラしゃべって「CMのアレだ〜」って思ってたら長谷川さんがクールに英語で返したところすごくかっぴょいー!ってなりました。あとは竹野内豊さんね!もう永遠にかっこいいです。難しい台詞を母国語じゃない言葉で表現する役者陣、素晴らしかった。

テーマ

ここが個人的に1番語りたいところ。まずゴジラという1つの不幸をテーマに、今の日本がどうする?という話ですね、ざっくりまとめると。そして今の日本が問題としている日米安全保障条約、選挙、核問題にばっちり触れてますね。最高。

避難指示を出すのに何回会議をすればいいんだ。みたいな台詞がありましたが、そうなんですよね。政治家は1つの事を決めるのに膨大な時間と意見がぶつかります。なので、その政治家を決めるのはとても大切なんですよ。普段ニュースは決定してから放送されますが、政治家って大変なんだよ、だから選挙いこーね愚民よ。的なメッセージを感じた。

まずゴジラに対し、日本の自衛隊がどこまで動けるかというのを表現しててよかった。実際の軍事力かどうかは分からないけど、日本の自衛隊もバカにならないなーと思った。攻撃全然通用しなかったけど。

で、日本の自衛隊が通用しないならと日米安保を動かす訳なのですが、今めちゃ問題になってる安保使うのね〜!おもぴろ〜!と思いました。アメリカの決断が大胆すぎて振り回される日本。リアル!とりあえずアメリカの軍事力めちゃ強かったけどゴジラの反撃に遭い都内壊滅。総理大臣も亡くなり、後任者を探して色々押し付ける感じね。良かったなあ~。

じゃあ核しかないじゃん!と言ってゴジラが活動停止している間にサクサク進んじゃうけど日本は大反対ですよね。石原さとみさんの「3回もこの国に核を落とさない」と言う台詞よかったな〜。何よりも良いのが原爆投下後の広島の写真が写ったこと。第二次世界大戦と核、ゴジラと核。この現代にリアルに置き換えたらそうだよなーと常に納得。

まとめ

ぼーっと何も考えずに見るとつまんないかもしれないのですが、歴史や政治に興味がある人にとってはとても楽しめる映画だと思いました。母と絶賛してパチンコ屋に行って負けました。